【徹底解説】積水ハウスの実例|木の温もりと十字空間が際立つシャーウッド豊橋展示場を解説
積水ハウスの木造「シャーウッド」で家を建てると、どんな空間が生まれるのか。できれば最高の提案を実際に見てみたい。でも展示場に行くのは少しハードルが高い…。
この記事では、愛知県豊川市のシャーウッド豊橋展示場を実際に見学した記録をもとに、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」が実現する開放感とこもり感の世界観と実際の家づくりに活かせるポイントを写真とあわせて解説していきます。
この記事でわかること
- 積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」でどんな家ができるのか
- シャーウッド豊橋展示場から学ぶ家づくりのコツ(外観・十字リビング・個室キッチン・ヌック・土間収納・シアタールーム・寝室・トイレ)
- ベルバーン(スティックボーダー・ナチュラルホワイト)外壁・床と天井に檜・東西南北十字の大空間・こもれる個室キッチン・ヌックの造作ベッド・吹き抜けガラス床・積水ホームテクノのお風呂など見どころの解説
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シャーウッド豊橋展示場の魅力
訪れたのは、愛知県豊川市(篠束町)にある豊橋中日ハウジングセンター内のシャーウッド豊橋展示場。
積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」のモデルハウスは、ダイナミックかつ水平ラインの美しい大屋根と、床・天井にふんだんに使われた檜(ひのき)が特徴。シャーウッド構法の持つポテンシャルを最大限に引き出した、「開放感」と「こもり感」の両極を体感できる展示場です。
- 商品:シャーウッド(木造2階建て)
- 構造:木造2階建て
- 屋根形状:2.5寸寄棟
- 外壁:陶版外壁ベルバーン(スティックボーダー・ナチュラルホワイト)
- 1階面積:121.00㎡(約36.6坪)
- 2階面積:96.25㎡(約29.1坪)
- 延床面積:217.25㎡(約65.7坪)
- 所在地:〒441-0102 愛知県豊川市篠束町仲堀65-1(豊橋中日ハウジングセンター内)
- 電話:0533-72-2100
- 営業時間:10:00〜18:00(火・水定休 ※事前予約で見学可)
- 担当:積水ハウス 豊橋支店
外観|水平ラインの美しい大屋根 × 陶版外壁ベルバーン「スティックボーダー」
ダイナミックな大屋根が生み出す存在感

シャーウッド豊橋展示場の外観で最初に目に入るのが、ダイナミックかつ水平ラインの美しい大屋根のシルエット。
2.5寸の緩やかな勾配の寄棟屋根が空に向かって大きく広がり、水平ラインを強調した設計が「大きいのに圧迫感がない」という上質な佇まいを実現しています。
陶版外壁「ベルバーン」スティックボーダー(ナチュラルホワイト)の温もりある質感
外壁には、シャーウッドのためのオリジナル陶版外壁「ベルバーン」が採用されています。柄は「スティックボーダー」のナチュラルホワイト。細長いスティック状のラインが整然と並ぶスティックボーダーは、水平・垂直のリズムが外観に軽やかなテクスチャーを生み出し、白の清潔感と相まってすっきりとしながらも素材感のある佇まいを実現しています。陶器と同じ製法で焼き固められたベルバーンならではの深みのある表面が、ナチュラルホワイトの柔らかな色合いと重なることで、木造住宅のぬくもりを外観からも体現しています。

ベルバーンは木造シャーウッドのためのオリジナル外壁材。スティックボーダーのナチュラルホワイトは、近くで見るとサイディングとは明らかに違う「焼き物ならではの深み」があります。白なのに単調にならない表情の豊かさが素晴らしかったです。
玄関・土間収納|「ただいま手洗い」で感染予防と気持ちの切り替えを両立
玄関を入ってすぐの場所に設けられているのが、チェンジングルーム兼手洗い付きの土間収納。
「ただいま」のあと、リビングに入る前にその場で手洗いうがいができる設計で、感染予防への意識が高まった近年の暮らしにぴったり。さらに着替えもその場でできるため、外からの汚れや花粉をリビングに持ち込まない動線が完成しています。
「オンとオフの気持ちの切り替えができる場所」としての機能も担っており、玄関でリセットしてから家族のいる空間へ入るという、現代的な暮らしのリズムを体現した設計でした。

子どもが帰ってきたときに「まず手を洗って」と言い続けなくていい設計、最高です。「ただいま手洗い」が自然にできる動線は、子育て家庭には特に刺さるポイントだと思います。
リビング・ダイニング|東西・南北に「十字に抜ける」大空間
4方向の抜けが風・光・緑を取り込む

シャーウッド豊橋展示場のLDKで最大の特徴が、東西・南北の4方向に視線が抜ける「十字の空間構成」。
通常の住宅は南面や東面に開口を集中させますが、この展示場では四方向に大きな開口が設けられており、どの方向にも風・光・緑が取り込まれる設計になっています。「クリアビューデザイン」と呼ばれる床・天井をシームレスにつなぐ設計と組み合わさることで、「外の自然が部屋に満ちてくる」感覚が生まれていました。
床・天井に檜(ひのき)を採用した贅沢な木質感

この空間のもうひとつの主役が、床と天井にふんだんに使われた檜(ひのき)。
檜の木目・節・色味が一枚一枚異なることで、空間全体に「一点もの」の表情が生まれており、量産品では絶対に出せない上質感があります。さらに天井高2,700mm(2.7m)が加わることで、木の温もりと開放感が同時に体感できる空間になっていました。

床だけでなく天井まで檜というのが贅沢。見上げるたびに木の表情が目に入る空間は、住んでいて飽きないだろうなと感じました。
深い軒下空間で「スローリビング」を実現──軒とテラスにも本物の木材

大開口の先には深い軒下空間が広がっており、積水ハウスが「スローリビング」と呼ぶ、室内と屋外の中間領域が生活に自然と溶け込んでいます。
この展示場で特に印象的だったのが、外の軒やテラスにも本物の木材が使われていること。室内の檜の床・天井から、外の軒・テラスまで素材が途切れずにつながっているため、内と外の一体感がより深まっていました。
リビングの壁にもベルバーン──内外をつなぐ素材の連続

積水ハウスで家を建てるとき、外壁のベルバーンを室内の壁面にもつなげて貼ることができます。この展示場でもリビングの一部にベルバーンが貼り込まれており、外観と内装が素材でつながることで「外が室内に溶け込んでくる」独特の空気感が生まれていました。
こもれる個室キッチン|LDKにいながら「自分の空間」に没頭できる

このキッチンで最もユニークだったのが、「こもれる個室キッチン」という発想。
LDKが一体の大空間でありながら、キッチンだけは個室として区切られた新しいスタイル。手元が外から見えないので片付けを後回しにしても気にならず、料理という行為に集中できる自分だけの空間になっています。
キッチンはⅡ型(二型)スタイルを採用。シンクとコンロが向かい合う配置で作業効率が高く、将来的な可変性も考慮した設計になっています。
メーカーはパナソニックが採用されていました。パナソニックのキッチンといえば3連コンロが特徴的で、複数の料理を同時進行しやすい実用性の高い仕様です。なお、一部に造作が含まれているとのことで、既製品のパナソニックの機能性と造作ならではのオーダー感が組み合わさった、この展示場ならではの仕様になっていました。
キッチン内のマグネット壁ニッチ──「ちょっとしたひと工夫」が毎日を便利にする

キッチンの中をよく見ると、ニッチになってマグネットが貼れる壁が設けられていました。レシピを印刷して貼り付けたり、メモを貼ったり、お気に入りのポストカードを飾ったり──用途は自由。「ちょっとしたひと工夫」がキッチンでの時間を楽しくしてくれる、実用的かつ遊び心のある仕掛けです。

「キッチンを個室にする」という発想の転換、目からウロコでした。パナソニック+造作の組み合わせで既製品感がなくなっているのも良いポイントで、料理が趣味な方には特にハマる空間だと思います。ニッチのマグネット壁、こういう細部へのこだわりが毎日の暮らしを豊かにするんだなと感じました。
ヌック|2段下がってこもる「リビングの隠れ部屋」

LDKの一角に設けられた「ヌック」は、リビングから2段下がった位置にある、カーペット床のこもりスペース。
床が下がることで自然と視線が低くなり、大空間のリビングにいながら「自分だけの隠れ部屋」のような感覚が生まれます。さらにリビングから続くテラスを眺められる窓が設けられており、外の緑を感じながらゆっくりとした時間を過ごせる設計になっていました。
ヌックとは「家の中のくぼんだ小さな空間」のことで、趣味に没頭したり、勉強や作業に集中したいときにもぴったりな落ち着きのある居場所です。大空間のLDKの中に「小さくてほっとできる場所」があることで、家全体の緩急が生まれ、暮らしの豊かさが一段増します。

テラスを眺める窓もあるので、こもりながら外の緑も感じられる──「閉じているのに開いている」絶妙なバランスの空間でした。
トイレ|縦一本の間接照明が生む「余白のある上質空間」

この展示場のトイレも、照明へのこだわりが際立っていました。天井に埋め込むダウンライトもペンダントライトも使わず、縦に一本だけ走る間接照明で空間全体の明るさを確保するという潔い設計。
ノイズを徹底的に排除した結果、無駄のない静かな空間でありながら、奥行き感と落ち着きが感じられる仕上がりになっています。縦のラインが壁を伝うように光ることで、天井が実際より高く感じられる視覚的な効果も生まれており、コンパクトな空間を窮屈に見せない工夫が随所に感じられました。照明の選び方ひとつでトイレの印象がここまで変わるという体験は、家づくりの参考として心に刻みたいポイントです。
お風呂|積水ホームテクノのバスルーム
バスルームは積水ハウスグループの積水ホームテクノが採用されていました。詳しくは積水ホームテクノ 公式サイトをご覧ください。
ランドリースペース|ライン照明が映えるおしゃれな家事空間

ランドリースペースで印象的だったのが、天井に埋め込まれたライン照明。細長いラインが天井を横切ることで、機能的なランドリースペースがホテルのバックヤードのようなスタイリッシュな空間に変わっていました。
洗濯という日常的な作業をする場所でも、「美しさ」を妥協しない──そんな設計へのこだわりが細部まで行き届いていると感じました。


ランドリースペースにライン照明、これは真似したいポイントです。毎日使う場所だからこそ、「ここに来るのが嬉しくなる空間」にする発想が大切だと感じました。
2階|十字空間の開放感 × バルコニーへの「ガラス吹き抜け床」の驚き
2階も十字の空間構成──東西南北に風・光・緑を取り込む

この展示場の特徴は1階のLDKだけに留まりません。2階も同様に十字の空間構成になっており、東西南北の4方向に風・光・緑を取り込める設計になっています。1階から2階に上がると、その開放感と自然とのつながりが上の階でも途切れることなく続いており、家全体が「どこにいても外とつながっている」という一貫した体験として完結しています。
バルコニーへの床に「ガラス吹き抜け」──下から見上げる景色も必見

2階のバルコニーへとつながる床に、ユニークな仕掛けがあります。床の一部分だけが吹き抜けになっており、そこにガラスが張られているのです。ガラスなので実際に落ちる心配はありませんが、ふと足元を見ると1階が見下ろせるという、ちょっとしたスリルと驚きが体験できます。
さらにこの仕掛けの面白さは、下(1階)から見上げた景色にもあります。1階から天井を見上げると、2階の足元のガラス越しに上の空間が透けて見える。ガラス越しに光が差し込んでくるその景色は、単なる「吹き抜け」とは異なる、奥行きと驚きのある視覚体験です。ぜひ実際に訪れて、上からも下からも確かめてみてください。


ガラス床を踏んだ瞬間、「おっ」となりました。実際に落ちないとわかっていても少しドキッとする感覚、面白い仕掛けでした。1階から見上げた写真もぜひ見てほしい──「家の中なのに、こんな景色があるのか」という発見がきっとあると思います。
寝室|ヌック × 造作ベッドで包まれる「大人の静寂空間」

主寝室はグレイッシュカラーを基調とした落ち着きのある空間でまとめられています。
この寝室の最大の特徴が、ベッドの前に設けられたヌック(くぼみ空間)と、小上がりになった造作ベッドの組み合わせ。ただ眠るだけではなく、「豊かな時間を過ごす場所」として設計された寝室です。
ベッド前のヌック──「ここで過ごす時間」が寝室をもっと好きにさせる

ベッドの手前に設けられたヌックは、寝る前のちょっとした時間を豊かにしてくれる居場所です。本を読んでもいい、パートナーと会話してもいい、軽い作業をしてもいい──用途は自由で、「ここに座るだけで少し気持ちが落ち着く」という場所として機能しています。大空間のLDKとは対照的な、小さくてほっとできるスケール感が、ここにも宿っています。
小上がりベッド × 間接照明の「浮遊感」

ベッドは小上がりになっており、ベッドの周囲を間接照明が取り巻くように照らしている設計になっています。この間接照明によって、ベッドが床からふわりと浮き上がったような「浮遊感」が演出されており、横になると「柔らかな光に包まれている」という感覚が全身に届きます。
照明計画──天井にダウンライトなし、間接照明 × ペンダントライトで「光の質」を整える

この寝室の照明計画も特筆に値します。天井にはダウンライトが一切埋め込まれていないのです。代わりに、ペンダントライトとベッド周りの間接照明のみで空間を照らす計画になっています。天井に光源が見えないことで、「光が直接目に入らない」穏やかな明るさが実現されており、就寝前のリラックスを妨げない光の質が保たれています。
エアコンもルーバーで隠す──ノイズを徹底排除した美しい空間づくり

寝室のこだわりはそれだけではありません。通常は壁や天井に設置されることが多いエアコンも、この寝室では床置形エアコンを採用し、ルーバーで隠すという設計になっていました。エアコン本体が視界に入らないことで、「機器があることを感じさせない」静かな空間が完成しています。空調という生活感あふれる設備さえもデザインの一部として捉え、ノイズを徹底的に排除しようとする設計への姿勢が、この点からも伝わってきます。
シアタールーム|壁一面の大型スクリーンで「映画館」体験
「ホームシアター・音楽室」というキーワードが示す通り、この展示場には本格的なシアタールームが設けられています。
映画館に行かなくても自宅で本格的な映像・音響体験ができる贅沢な空間。映画好き・音楽好きには夢のような部屋であることはもちろん、子どもとのおうち映画会やスポーツ観戦など、家族の時間をぐっと豊かにしてくれます。
展示場の見学・ご相談をご希望の方へ
シャーウッド豊橋展示場への見学や、積水ハウスについてもっと詳しく話を聞いてみたい方へ。
ご希望があれば、積水ハウスの展示場の優秀な店長さんへお取り次ぎすることも可能です。安心してご相談いただける担当者をご紹介しますので、お気軽にご連絡ください!
- 📩 メール・お問い合わせフォーム:サイト内のお問い合わせページより
- 📸 Instagram DM:@eddy_house39 まで
シャーウッド豊橋展示場へのアクセス・営業情報
- 住所:〒441-0102 愛知県豊川市篠束町仲堀65-1(豊橋中日ハウジングセンター内)
- 電話:0533-72-2100
- 営業時間:10:00〜18:00
- 定休日:火曜・水曜(事前予約で見学可)
- 担当:積水ハウス 豊橋支店
※公式サイト:積水ハウス シャーウッド豊橋展示場(公式)
🏠 訪れる前に予習できます
実際の見学前に空間の雰囲気をつかんでおきたい方は、YouTube動画もあわせてご活用ください。
この記事のまとめ
シャーウッド豊橋展示場は、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」が持つ可能性──「大きく開く」と「こもる」の両極を一つの家で体験できる、東三河エリアで外せないモデルハウスでした。
スティックボーダー(ナチュラルホワイト)のベルバーンが温もりある外観を作り出し、檜の床・天井・軒・テラスまで続く素材の連続が空間に命を吹き込む。十字の大空間LDKは1階も2階も東西南北に風・光・緑を取り込み、こもれる個室キッチンにはマグネット壁のニッチが、ただいま手洗いの土間収納が帰宅動線を整え、2段下がったヌックがリビングにこもれる場所を生み出す。バルコニーへのガラス吹き抜け床という驚きの仕掛けがあり、縦一本の間接照明だけで美しく仕上がったトイレ、小上がり造作ベッドと間接照明の浮遊感・天井ダウンライトなし・ルーバーで隠したエアコンの寝室、積水ホームテクノのお風呂、ライン照明のランドリースペース──木造の豊かさと細部まで妥協しない設計が詰まった展示場でした。
この記事のまとめ
- 外観:水平ラインの美しい大屋根(2.5寸寄棟)× 陶版外壁ベルバーン「スティックボーダー(ナチュラルホワイト)」
- LDK(1F・2F):東西・南北に抜ける「十字空間」で風・光・緑を取り込む──1階も2階も同じ構成
- 床・天井:檜(ひのき)をふんだんに採用 × 天井高2.7m × 軒・テラスまで本物の木材
- リビング内ベルバーン:外壁素材を室内にもつなげる積水ハウスならではの内外一体の演出
- 南北開放空間:カーペット床 × グリーン一体ベンチの公園のような居場所
- 個室キッチン:パナソニック(3連コンロ・一部造作)× 「こもれる」Ⅱ型 × 内部にニッチのマグネット壁
- 玄関土間収納:ただいま手洗い × チェンジングルームで感染予防と気持ちの切り替え
- ヌック(1F):2段下がったカーペットのくぼみ × テラスを眺める窓
- シアタールーム:本格映像・音響のおうち映画館
- トイレ:天井ダウンライトなし × 縦一本の間接照明だけで奥行きと落ち着きを生む
- 2Fバルコニー前:床の一部がガラス吹き抜け──上から見下ろす・下から見上げる2方向の体験
- 寝室:ベッド前のヌック × 小上がり造作ベッド × 間接照明の浮遊感 × 天井ダウンライトなし × 床置エアコンをルーバーで隠す
- お風呂:積水ホームテクノのバスルーム
- ランドリースペース:ライン照明が映えるスタイリッシュな家事空間

